「同情するなら金をくれ!」ではなく「同情されたからお金をもらった!」という、小猪が今まで幾度か小銭を恵んでいただいたお話。
まずは、大連バスターミナル編。思い出して書いてみませう。
当時、大連市内から開発区(自宅付近)まで、バスで2块钱だった(ちなみに、軽軌は4块钱)。
ICカードなどはまだそんなに普及していない時代だった。
バスに乗るにはもちろん小銭が必要だった。
当時、よく乗るバスには2種類あった(と記憶している)。
1つは售票员が車内にいるタイプ。バスに乗って售票员に行き先を言ってチケットを買う、そんなの。
もうひとつは、ワンマンカー。入口は前方で、降口は真ん中。運転手のそばに運賃箱があるけど、つり銭は出てこない、そんなタイプ。
このときは、1人でふらりと市内にお買い物に来ていて、ちょうど運の悪いことに、ものの見事に小銭や少額紙幣を使い切っていた。
手持ちは100元札だけで、バスに乗るための小銭はなかった。
售票员が車内にいるタイプであれば、バスに乗ってお釣りをもらうこともできる。
とはいえ、100元札をバス内でお財布から出すのは気が引ける・・・
というのも、当時の月収は500元前後の人がザラだったので、バスとかバスターミナルのような、一番安い交通手段で100元札をお財布から出すという行動そのものは何かためらいを感じずにはいられなかった。
で、開発区行きはというと、ワンマンカーだった。
くどくなりますが、5元札~20元札の持ち合わせがあれば、その辺の人や小商店・小売部などに「両替してほしいんだけど・・・」と言って小銭に崩してもらい普通に乗っていたと思う。
だが、手持ちは100元札だけ。
外資系スーパーか百貨店にでも行って、お菓子買ってお金を崩すかなぁとか、ここからちょっと距離あるけど100元札を出しやすい軽軌(モノレールみたいなやつ)に行くかなぁ、と考えごとをしながらしばらくターミナル内をうろうろうろうろしていた。
そんなとき、小猪の様子を見ていたのか、見ず知らずのおばさんが
「小銭ないの? はいどうぞ。」
って2块钱をくれた。
正直、そのときは全く予想もしていないことだったので、ただただびっくりした。
「谢谢!」とちゃんと言えたのかも覚えていない。
中国では、友達になれば「いい人」が多いけれども、全くの見ず知らずの人には無関心って感じの人が多い。
そう思っていた小猪の中国に対する印象がかなり変わった。
全く見ず知らずのおばさん。
顔も覚えていないし、もう2度と会うこともないでしょう。
きっとあのおばさんにとってはたかが2元。
本当に小銭ってことで今となっては全く覚えていないかもしれない
でもあの時親切にしていただいたこと、今も思い出します。
大国なだけに色々な人がいるけれども、こういう優しい方もいるんだっていうこと、小猪は忘れません。
困った人がいたら親切にしてあげなきゃね!って再認識しました。
まずは、大連バスターミナル編。思い出して書いてみませう。
当時、大連市内から開発区(自宅付近)まで、バスで2块钱だった(ちなみに、軽軌は4块钱)。
ICカードなどはまだそんなに普及していない時代だった。
バスに乗るにはもちろん小銭が必要だった。
当時、よく乗るバスには2種類あった(と記憶している)。
1つは售票员が車内にいるタイプ。バスに乗って售票员に行き先を言ってチケットを買う、そんなの。
もうひとつは、ワンマンカー。入口は前方で、降口は真ん中。運転手のそばに運賃箱があるけど、つり銭は出てこない、そんなタイプ。
このときは、1人でふらりと市内にお買い物に来ていて、ちょうど運の悪いことに、ものの見事に小銭や少額紙幣を使い切っていた。
手持ちは100元札だけで、バスに乗るための小銭はなかった。
售票员が車内にいるタイプであれば、バスに乗ってお釣りをもらうこともできる。
とはいえ、100元札をバス内でお財布から出すのは気が引ける・・・
というのも、当時の月収は500元前後の人がザラだったので、バスとかバスターミナルのような、一番安い交通手段で100元札をお財布から出すという行動そのものは何かためらいを感じずにはいられなかった。
で、開発区行きはというと、ワンマンカーだった。
くどくなりますが、5元札~20元札の持ち合わせがあれば、その辺の人や小商店・小売部などに「両替してほしいんだけど・・・」と言って小銭に崩してもらい普通に乗っていたと思う。
だが、手持ちは100元札だけ。
外資系スーパーか百貨店にでも行って、お菓子買ってお金を崩すかなぁとか、ここからちょっと距離あるけど100元札を出しやすい軽軌(モノレールみたいなやつ)に行くかなぁ、と考えごとをしながらしばらくターミナル内をうろうろうろうろしていた。
そんなとき、小猪の様子を見ていたのか、見ず知らずのおばさんが
「小銭ないの? はいどうぞ。」
って2块钱をくれた。
正直、そのときは全く予想もしていないことだったので、ただただびっくりした。
「谢谢!」とちゃんと言えたのかも覚えていない。
中国では、友達になれば「いい人」が多いけれども、全くの見ず知らずの人には無関心って感じの人が多い。
そう思っていた小猪の中国に対する印象がかなり変わった。
全く見ず知らずのおばさん。
顔も覚えていないし、もう2度と会うこともないでしょう。
きっとあのおばさんにとってはたかが2元。
本当に小銭ってことで今となっては全く覚えていないかもしれない
でもあの時親切にしていただいたこと、今も思い出します。
大国なだけに色々な人がいるけれども、こういう優しい方もいるんだっていうこと、小猪は忘れません。
困った人がいたら親切にしてあげなきゃね!って再認識しました。